米国株を筆頭に外国株取引に対応する証券会社が増加中で、多くの人が外国株への投資に対する注目が集まっています。
そこで今回は、SBI証券の評判やメリット・デメリット、外国株取引の始め方などを紹介していくので、外国株取引を扱ったない人はぜひ参考にしてください。
目次
SBI証券とは?
SBI証券はSBIホールディングス株式会社の100%出資子会社となっており、オンライン専業の証券会社として多くの人が利用しています。
現実にネット証券の中で口座開設数がトップで、2023年4月現在1,000万人以上が口座開設している以外にも、ネット証券におけるNISA口座開設数200万人超えでネット証券トップ。国内株式個人売買代金シェアは日本国内の約40%です。
SBI証券では、
- 国内株式
- 海外株式
- 投資信託
- 債券
- FX
- 先物取引
- CFD
- 金
- 銀
- プラチナなど
このように様々な金融商品を取り扱っているので、興味のある投資にチャレンジしやすいことも口座開設数が増加する理由の一つとなっています。
SBI証券で外国株取引するメリットや特徴
SBI証券で外国株取引を始めるメリットや特徴は主に以下のようなことがあります。
- 外国株の取扱いが豊富
- 取引手数料が業界最安
- 米国株の貸株サービスを利用可能
- 米国株の定期買付サービスを利用可能
- 住信SBIネット銀行と連携すれば為替コストを抑えられる
- 外国株の銘柄選びに役立つツールや情報が豊富
各々を詳しく解説していきます。
外国株の取り扱いが豊富
SBI証券は、外国株の取り扱いが豊富に揃っているという特徴があり、購入できる外国株の種類は以下の通りになっています。
- 米国株
- 中国株
- 韓国株
- ロシア株
- アセアン株(ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア)
- 海外ETF
このように様々な種類の外国株や外国株に投資するETFを取引できることがSBI証券の強みとなっており、特に人気高い米国株は業界トップの約3,500銘柄、中国株も約1,500銘柄を取り扱っています。
取引手数料が業界最安水準
取引手数料が業界最安水準なので、SBI証券で外国株取引を行うメリットがあり、米国株の1注文あたりの手数料は以下の通りです。
最低手数料 | 0ドル |
取引手数料 | 約定代金の0.45%(税込0.495%) |
上限手数料 | 20ドル(税込22ドル) |
※裁定手数料が適用されるには、約定代金が 2.02米ドル以下の取引のみとなっています。
米国株の貸株サービスを利用可能
貸株サービスとは、保有している株式を貸し出すことによって貸株金利を得ることができるサービスとなっています。
国内株式を貸し出すサービスを提供している会社は多いのですが、米国株式の貸株サービスを提供している証券会社はSBI証券のみです。
貸株金利は0.01%〜2.00%とくらいで、約2,000銘柄が貸株サービスの対象銘柄となっているので、売買以外にも投資の選択肢を増やすことができます。
米国株の定期買付サービスを使える
米国株式やETFの定期買杖サービスを利用できることもSBI証券の外国株取引のメリットがあります。
投資家は事前に設定しているので、一定の数料または金額以内の米米国株取引など定期的に買付ができます。
住信SBIネット銀行と提携し為替コストを抑える
SBI証券は。住信SBIネット銀行と連携すると、為替コストを抑えることができます。
外国株取引を行う場合、その国の通貨に両替するための為替コストが発生し、SBI証券での米ドルの為替コストは片道25銭となっており、他の証券会社とほぼ同じ水準となっています。
そのため、住信SBIネット銀行の外貨預金口座から入金し、為替コストを4銭にすることができ流のですが、SBI証券と住信SBIネット銀行を連携することで、取引にかかるコストを低減することができるのです。
外国株の銘柄選択に役立つツールや情報が豊富
米国株専用のスクリーニングツールや米国株スクリーナーや、条件を満たすことによって、条件を選択できる海外ETFのような、資産運用をするだけでお海外ETF検索ツール資産運用を効率化するロボアドバイザー、米国・中国のIPO情報を少しでも早くチェックできるOPOスピードキュャッチなどのサービスを活用できます。
SBI証券の外国株取引のデメリット
SBI証券の外国株取引のメリットを紹介していきます。
- 米国株取引では株価が15分遅れで表示される
- 時間外取引ができない
- 注文方法が限られる
- スマートフォンで外国株を取引できない
米国株取引では株価が15分遅れで表示される
SBI証券で米国株取引を行うのであれば、株価が15分遅れで表示されるというデメリットがあります。
リアルタイムで表示したいのであれば、月額550円(税込)の追加料金を支払わなければいけなく、中国株を除く他の外国株であっても10分〜20分遅れて表示されます。
時間外取引ができない
SBI証券で米国株を取引する際には、時間外取引ができないので注意が必要となります。
米国株の取引時間は、日本標準時間の23時30分から翌朝6時までとなっており、この時間の前後に米国企業の決算発表が行われるケースが多いです。
時間外取引ができれば便利かもしれませんが、現実にはSBI証券は時間外取引に対応していません。
注文方法が限られる
SBI証券の外国株取引では、注文方法が限られており、米国株では「指値注文」「成行注文」「逆指値注文」が可能となっています。
また、それ以外の外国株では「指値注文」のみ可能となっており、注文方法が限られるということは、あらかじめ理解しておく必要があります。
スマートフォンで外国株を取引できない
SBI証券ではスマートフォンで取引ができるアプリをリリースしており、国内株式や投信積立、先物オプション、FX、CFDそれぞれの取引ができるツールを利用することができます。
ですが、外国株を取引できるアプリはリリースされていないので、スマートフォンだけで外国株を取引することはできません。
SBI証券の外国株取引の評判とは?
SBI証券の外国株取引の評判は以下のようになっています。
- 「外国株が豊富」
- 「米国株とETFの定期買付サービスが便利」
- 「住信SBI銀行から入金すると為替コストがお得」
- 「米国株の手数料が安い」
- 「米国株取引の画面がみにくい」
- 「情報量が多すぎてわかりづらい」
外国株取引については、取扱銘柄が数多くあることや、定期買付サービスと手数料の低さが好まれているなどの声が多くみられました。
他にも、米国株取引時の住信SBI銀行との連携による為替コストの低減についても、好評価になっています。
SBI証券は業界トップクラスの外国株の取扱いがあり、人気の高い米国株取引について、手数料や独自のサービスなどで、投資家にとってお得なサービスが提供されています。
一方で、米国株の取引画面が分かりにくいという声や、Webサイトの情報量が多すぎて理解しづらいなどの声が上がっています。
SBI証券の外国株取引の始め方
SBI証券で外国株取引を始めるには、SBI証券の証券総合口座と外国株式取引口座を開設する必要があり、すでに証券総合口座を持っているのであれば、外国株式取引口座の開設をしましょう。
どちらの口座も持っていないのであれば、同時に両方の口座開設をしないといけません。
外国株式取引口座のみを開設するのであれば、SBI証券のWebサイトから「今すぐ外国株式口座開設」を選択、必要書面の内容を理解・承諾します。
次に、開設した口座への入金を行い、証券総合口座へ直接入金する、または住信SBIネット銀行の外貨預金を入金することによって、買付余力に即時反映することが可能です。
証券総合口座への入金後に外貨決済を希望するのであれば、為替取引を行います。
あとは、取引したい株式をチェックして購入することになります。
まとめ
SBI証券の外国株取引の評判やメリット、始め方などについて紹介してきました。
人気な証券会社なだけあり、米国株取引においても手数料が低く、外国株取引に強い証券会社ということが分かります。
外国株取引はもちろん、これから投資を考えている方はSBI証券での取引を検討してみましょう。
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