米国株の購入方法は?初心者にオススメの購入方法を徹底解説

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米国株(アメリカ株)は、NYSEやNASDAQなどのアメリカの証券取引所に上場していますが、購入方法は意外と簡単です。

国内株投資とほぼ同じ手順で購入できるため、初心者でも安心です。このページでは、米国株の買い方をステップ1からステップ3に分けて解説し、株初心者の方が迷わずに購入できるよう、わかりやすく説明します。

手軽に米国株投資を始めるための参考にしてください。

 

 

米国株を購入するため証券会社に口座開設

米国株の買い方の「ステップ1」は、米国株を取り扱っている証券会社の口座開設です。複数の証券会社がありますが、とくにおすすめなのは、取引手数料が低く、使いやすいプラットフォームを提供している4社です。

しっかり比較して、自分に合った証券会社を選びましょう。

証券会社 取扱い銘柄数 売買手数料(税込) ツール
個別株 米国ETF
マネックス証券 4,488 462 0.495%
(最低0米ドル※1
銘柄スカウター 米国株


SBI証券

4,589 463 0.495%
(最低0米ドル※1
米国株アプリ


楽天証券

4,224 436 0.495%
(最低0米ドル※1
SPEED
PayPay証券 170 33 0.5%~
0.7%
なし

※1 約定代金が2.22米ドル(約250円)以下の場合は手数料が無料になります。
※2 日本時間の23時半~6時(夏時間は22時半~5時)は0.5%、それ以外の時間帯は0.7%のスプレッドがかかります。

米国株投資のためには、証券会社で口座開設後、日本円を米ドルに両替する必要があります。証券会社で両替や銀行手続きを選択し、最適な方法で準備しましょう。

 

 

米国株の購入資金を準備

外国株の取引口座開設後、米国株の購入資金を準備します。米国株は米国の証券取引所に上場しているため、取引には米ドルが必要です。

米ドルの準備方法には、「円貨決済」と「外貨決済」の2つがあります。円貨決済では日本円を米ドルに両替して取引を行います。

一方、外貨決済では直接米ドルで取引を行います。証券会社によって対応が異なるため、事前に確認が必要です。円貨決済しかできない場合もあるため、各証券会社の対応を確認し、適切な方法で資金を準備しましょう。

NYSEやNASDAQなどの米国の主要証券取引所での取引には、正確な準備が成功への第一歩となります。

証券会社 円貨決済 外貨決済
マネックス証券
SBI証券
PayPay証券 ×

「円貨決済」とは、日本円で米ドルを両替して取引する方法です。一方、「外貨決済」は、直接米ドルで取引を行う方法です。

どちらかの方法を選び、取引に必要な資金を準備しましょう。

 

円貨決済とは?

円貨決済とは、海外の株式や債券に必要な現地通貨への両替を証券会社が代行する決済方法です。米国株への投資では、日本円を米ドルに替える作業を証券会社が行うため、投資家は「円」さえあれば、国内株と同様に簡単に米国株を購入できます。

この仕組みにより、為替の手続きが不要になり、スムーズに取引が可能です。

円貨決済のメリットやデメリットは以下の通りになります。

 

円貨決済のメリット❶外貨両替する手間がなくなる
❷手元にドルがなくてもすぐに取引ができる
❸外国株専用の証券口座を開設しなくてもいい

円貨決済のメリットは、手間が省けることです。外貨両替を行ったり、外国株専用の証券口座を開設する必要がないため、少ない手間で米国株投資を始められます。手軽に投資を楽しむことができる点が大きな利点です。

 

円貨決済のデメリット❶為替手数料※3が取引ごとに発生する

※3 外貨両替をする際に発生する手数料のことです。

円貨決済のデメリットは、為替手数料が取引ごとに発生することです。購入時と売却時の両方で自動的に両替が行われるため、毎回手数料が発生し、コストがかかります。

為替レートの変動リスクは軽減されますが、手数料分だけコストが高くなる点に注意が必要です。

円貨決済のデメリットである為替手数料を解消できるのが「外貨決済」です。外貨決済について詳しく見ていきましょう。

 

外貨決済とは?

外貨決済とは、海外の株式や債券に投資する際、あらかじめ外貨に交換した現地通貨を使用して購入する方法です。例えば、米国株に投資する場合は、事前に日本円を米ドルに両替しておく必要があります。

この方法では、取引時に為替手数料が発生しないため、手数料を抑えつつ投資が可能です。また、外貨での取引を行うことで、為替レートの変動による利益を享受できる可能性もあります。

外貨決済のメリットやデメリットは以下の通りになります。

 

外貨決済のメリット❶為替手数料※3を安く抑えられる

※3 外貨両替をする際に発生する手数料のことです。

外貨決済では、取引前に円を米ドルなどに両替するため、為替手数料は両替時の一回のみです。円貨決済のように、売買毎に手数料が発生しないため、手数料コストを抑えられます。これが外貨決済の大きなメリットです。

 

外貨決済のデメリット❶外貨両替する手間がかかる
❷外国株専用の証券口座が必要
❸外貨両替した資金が口座に反映されるまで時間がかかる

外貨両替の主なデメリットは「手間がかかる」ことですが、損得には直接関係ないため、あまり気にする必要はありません。

しかし、❸のデメリットは「機会損失」のリスクがある点です。例えば、マネックス証券で円から米ドルへの外貨両替を行う場合、5:30~14:30の間に両替をすれば当日中に反映されますが、それ以外の時間帯では翌営業日以降に反映されます。

このため、取引したいタイミングを逃してしまい、為替レートが不利に変動する可能性があります。時間帯による反映の遅れが、投資機会を失う要因となるため、外貨両替を行う際は注意が必要です。

米国市場の立会時間は22時30分から翌5時(夏時間は23時30分から翌6時)ですが、購入したい銘柄があっても、ドルが手元になければ取引はできません。

このため、事前に外貨両替を行っておく必要があります。しかし、外貨決済が可能なマネックス証券SBI証券楽天証券は、円貨決済にも対応しているため、状況に応じて両方の決済方法を使い分けることができます。

例えば、急いで取引を行いたい場合は円貨決済を利用し、為替手数料を抑えたい場合は外貨決済を選ぶことができます。このように、各証券会社の柔軟な対応を活用することで、投資の効率を高めることが可能です。

 

 

米国株の買い注文は?

米国株を購入するために証券会社を選び、米ドルの準備が整ったら、実際の購入手順を確認していきましょう。具体的な流れを見ていきます!

 

米国株の購入手順❶証券会社にログインする
❷外国株取引専用ページを開く
❸購入する米国株を選ぶ
❹購入する株数や注文方法を入力する
❺注文完了

国内株投資とほぼ同じ手順によって購入可能です。

米国株と国内株の購入手順には大きな差はありませんが、ルールや指数などいくつかの違いがあります。主な違いは、取引時間、配当の扱い、税制、株式の単元制度、そして取引手数料の体系です。

これらのポイントを明確に理解することで、米国株投資の際の注意点やメリットを把握できます。次の表で、これらの異なるポイントを比較し、参考にしてください。

項目 米国株 国内株
①取引時間 23時半~翌6時※4 前場:9時~11時半
後場:12時半~15時半
②銘柄の識別 ティッカーシンボル
(アルファベット数文字)
証券コード
(4桁の数字)
③売買単位※5 1株 100株
④ストップ高・ストップ安 なし あり
⑤主な株価指数 日経平均株価
TOPIX
S&P500
ダウ平均株価
ナスダック総合指数

※4 日本時間で記載してあります。現地時間では9時半~16時です。また、アメリカにはサマータイムという制度が導入されており、3月~8月の間は、取引時間が1時間前にずれて、22時半~翌5時までになります。
※5 購入できる株数の下限のことです。

米国株の取引時間は日本時間で23時30分から翌朝6時と、リアルタイムでの取引が難しい時間帯です。そのため、「指値注文」や「逆指値注文」を活用し、事前に売買価格を指定しておくことが推奨されます。

指値注文や逆指値注文の詳細については、関連する記事をご覧ください。 米国株は銘柄識別子として「ティッカーシンボル」を使用します。これは数文字のアルファベットで、例えばAppleは「AAPL」、Amazonは「AMZN」のように、企業名と関連付けられています。

日本の証券コード(4桁の数字)と比較して、覚えやすいと言えるでしょう。銘柄検索もティッカーシンボルで行います。 さらに、米国株は日本株と異なり、多くの銘柄が1株単位で取引可能です。

そのため、数万円程度の少額資金から投資を始められる点が、初心者にとって大きなメリットとなります。

 

 

初心者にオススメの米国株とは?

初心者におすすめの米国株は、Amazon、Google、Apple、FacebookなどのIT企業で、これらはGAFA(ガーファ)と呼ばれ、世界中の投資家から注目を集めています。成長性が高く、私たちに身近な企業ばかりなので、米国株初心者に適しています。

私自身もグーグル株(アルファベット)を保有しています。各銘柄の買い方については、マネックス証券の実際の画面を使って解説しているので、参考にしてみてください。

銘柄名
タップで最新株価)
最低購入金額 事業内容
グーグル(アルファベット)
(GOOGL)
168.95ドル
(約25,400円)
検索エンジンやオンライン広告など、インターネット関連のサービスを提供
アップル
(AAPL)
237.33ドル
(約35,700円)
米国の大手IT機器メーカー。iPhoneやMacBookなどを製造
メタ(旧フェイスブック)
(META)
574.32ドル
(約86,500円)
ソーシャルネットワーク・ウェブサイト「facebook.com」を運営
アマゾン
(AMZN)
207.89ドル
(約31,300円)
大手通販サイト「Amazon」を運営

 

バフェット氏の投資銘柄もチェックしよう!

GAFA以外の銘柄にご興味のある方は、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏の投資銘柄を参考にすると良いでしょう。

2024年8月20日現在、バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイ社の保有銘柄上位5社は、Apple、Bank of America、Coca-Cola、American Express、Chevronです。

これらの企業は世界的に有名で、安定した業績を誇る企業が多いです。 これらの銘柄から、自身の投資スタイルやリスク許容度に合わせて銘柄を選ぶのも良い方法です。

ただし、バフェット氏の投資戦略をそのまま真似するのではなく、自身の投資方針と照らし合わせて検討することが重要です。

バフェットの投資銘柄に関する最新情報は、moomoo証券が提供する「moomooアプリ」で簡単にチェックできます。このアプリには、米国株投資に便利なさまざまな機能が搭載されており、投資家にとって非常に役立ちます。特に、リアルタイムの株価情報や市場ニュース、テクニカル分析ツールなどが利用可能です。

まだ口座を開設していない方は、今のうちに口座を開設して、これらの便利な機能を活用してみることをおすすめします。投資を始めるための良いステップとなるでしょう。

 

 

 

米国株は何株ずつ買うべきか?

投資したい米国株が見つかったら、実際に投資を始めましょう。その際に考慮すべきは、「何銘柄に分散するべきか」や「何株ずつ購入すべきか」という点です。これらは資金量によって異なるため、元手資金の規模に応じて分散投資の可能性や複数株の購入が影響を受けます。

たとえば、資金が少ない場合は、少数の銘柄に集中投資することも選択肢の一つです。一方で、資金が豊富であれば、リスクを分散するために複数の銘柄に投資することが理想的です。

具体的な資金の使い方については、以下で詳しく説明します。

 

米国株を何銘柄、何株買うのが良いのか❶元手資金が数万円の場合
❷元手資金が10万円以上の場合

 

元手資金が数万円の場合

元手資金が数万円の場合、購入できる米国株は1~2株程度です。初心者の方は、株式投資に慣れることを最優先にし、GAFAやバフェットの投資銘柄を参考にして1~2株を購入することをおすすめします。

少額からの投資で、実践的な経験を積むことが大切です。

 

元手資金が10万円以上の場合

元手資金が10万円以上の場合、購入できる米国株の数が増えます。この程度の資金があれば、1株ずつ2~3銘柄に分散投資することをおすすめします。分散投資の利点は、特定の企業の株価が下落した際の影響を軽減できる点です。

例えば、10万円を元手に5万円のA社株を2株購入した場合、A社株が50%下落すると、資産は5万円に減少します。

一方、5万円のA社株と5万円のB社株に分散投資していた場合、A社株が50%下落しても、B社株が下がらなければ資産は7.5万円に留まります。これにより、資産の減少を抑えることができるため、分散投資は重要な戦略となります。

翌日の株価変動 翌日の資産変動額 翌日の資産額
A社株に10万円投資 A社株:▲50% ▲5万円 5万円
A社株とB社株に5万円ずつ投資 A社株:▲50%
B社株:±0%
▲2.5万円 7.5万円

分散投資を行うことで、投資した銘柄の株価が下がった際の衝撃を和らげることが可能です。しかし、A社株が20%上昇した場合、集中投資の方が利益は大きくなります。

資産を増やすためには集中投資も重要ですが、初心者にとっては株価の下落時に心理的な負担が大きくなるため、まずは2~3銘柄に分散投資をすることをおすすめします。

これにより、リスクを軽減しながら投資に対する理解を深めることができるでしょう。

 

 

まとめ

今回は、米国株の買い方をステップ1~ステップ3に分けて解説しました。基本的には国内株と大差ないため、株初心者でも簡単に購入できます。

普段利用している商品やサービスをチェックすることで、意外と米国株の投資先を見つけられるかもしれません。まずは少額から投資を始め、徐々に慣れていくことをおすすめします。

少しずつ経験を積むことで、より自信を持った投資ができるようになるでしょう。

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