SBI証券は、2023年オリコン顧客満足度®️ランキングネット証券で14回目の総合一位を受賞しているほどの証券会社で、証券総合口座も1,000万口座を超えています。
人気が凄いながらも、危険や怪しいなどの悪い評判も付けられており、それがなぜなのか詳しく解説していくので、これからSBI証券の口座解説を考えている人は参考にしてください。
SBI証券が危険や最悪と言われる理由とは?
SBI証券が危険や最悪と言われる理由について解説していきます。
ネット証券とはそもそも一定の危険が伴う
SBI証券のようなネット証券は、申し込みから取引までパソコンやスマホのみで完結するため、手数料も店舗型の証券会社と比較するとかなり安くなっているため、ほとんどの投資家が利用しています。
ですが、注文ミスの可能性、システムメンテナンス、通信環境の状況、セキュリティ上のリスクのような危険は常につきまとわれています。
この件はSBI証券だけではなく、ネット証券でありがちな危険やリスクを把握してから証券会社を選択しましょう。
SBI証券の不正出金被害にあった件
SBI証券は、2020年9月に顧客資金から不正に出金されるという事件が起こったため、この事件によって「SBI証券は危険だ」という悪い評判に繋がっているのかもしれません。
不正出金の手口とは、SBI証券の自社システムを乗っとるなどの不正アクセスという訳ではなく、他のネットサービスで流出したIDやパスワードを使われてしまい、不正ログインを許してしまったのです。
SBI証券が即座に被害額を全額補填したことや、犯人が逮捕さ得たことによって事態は収束しておりますが、このような事件はどの証券会社でも起こりえる事件です。
そのため、各証券会社はウェブ上での出金口座の変更を停止するなどを停止する防止措置を一斉に取っています。
SBI証券は危険ということではなく、複数のサービスでIDやパスワードを同じものにすることが危険なので、証券会社だけではなく、IDやパスワードの管理は同じものにせず管理をしないと、ハッキングや個人情報流出などの危険な目にあってしまいます。
システム障害によるメンテナンスが発生する
SBI証券では、システム障害によるメンテナンスが定期的に発生しているため、悪評が付いてしまっています。
通信障害が発生した際に、もし暴落などしても売買ができなくなり思わぬ大きな損失を抱えてしまう可能性があるため、悪い評判が出てしまいます。
ですが、このような通信障害は頻繁ではなく、SBI証券以外の証券会社でも発生しているので、証券会社全体の問題として改善されることを期待するしかありません。
もしSBI証券が倒産したら資産は守られるのか?
SBI証券に一度でも悪いイメージが定着してしまうと、SBI証券が潰れてしまうかもしれないとういう不安にかられる人もいます。
大手ネット証券会社が潰れることはまずあり得ませんが、絶対に潰れないということはないので、もし潰れてしまった場合に自分の資産がどうなるのか知っておく必要はあります。
結果から言うと、もしSBI証券が潰れたとしても、自分の資産は全額返還されるという、
「顧客から預かっている資産と、証券会社自身が持っている資産は区別して管理しなければいけない」
このように金融商品取引法の第四十三条の二(分別管理)で定められているので、預けている資産は法律で守られています。
SBI証券の公式サイトにも以下のように記載されています。
お客さまにお預けいただいておりますご資産(有価証券やお金)は、当社が保有する資産(有価証券やお金)と、金融商品取引法に基づき、明確に分けて管理しております(分別管理)。 したがって、万が一、当社が破綻したとしましても、お客さまからお預りしているご資産は確実に返還されます。
SBI証券が潰れるとは考えにくいのですが、もし倒産してしまっても自分の資産は法律で守られているので安心です。
またSBI証券が変換できない場合でも、投資者保護基金から合計1,000万円まで保証されています。
SBI証券で投資を始めるメリット5選
SBI証券には確かに悪い評判があるのも事実ですが、人気No,1証券ならではのメリットが5つあるので紹介していきます。
手数料が安い
SBI証券の手数料は安く、国内株の売買手数料では、
- スタンダードプラン:1回の注文ごとに手数料が発生する
- アクティブプラン:1日合計取引金額によって手数料が決まる
この2種類から選ぶことができます。
スタンダードプラン | アクティブプラン | ||
1回注文の取引金額 | 売買手数料(税込) | 1日の取引金額 | 売買手数料(税込) |
~5万円 | 55円 | ~100万円 | 0円 |
~10万円 | 99円 | ||
~20万円 | 115円 | ||
~50万円 | 275円 | ||
~100万円 | 535円 | ~200万円 | 1,238円 |
~150万円 | 640円 | ~300万円 | 1,691円 |
~3,000万円 | 1,013円 | 以降100万円 増加ごとに |
+295円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
国内株の取引手数料は、上記どちらのプランでも業界最低水準で、1日あたりの取引額が100万円以下であるなら、手数料が無料になるアクティブプランがオススメです。
25歳以下の人やNISA口座で取引するのであれば、プランや取引金額とは関係なく完全無料で、1株から取引できるS株については、買付手数料が無料となってます。
他にもIPOや立会外分売、投資信託の購入に付いても手数料が無料なので、証券会社を選ぶ際に手数料を重視しているのであればSBI証券がオススメです。
外国株式の取り扱いが多い
SBI証券では外国株の取り扱いが多く、8カ国ものの外国株式に投資ができます。
SBI証券が取り扱っている外国株式は、
- 米国株
- 中国株
- 韓国株
- ロシア株
- ベトナム株
- インドネシア株
- タイ株
- マレーシア株
このようにネット証券の中で最多数を取り扱っており、韓国株に付いては全証券会社でSBI証券のみの取引となっており、外国株式の投資に力を入れたい人にはオススメの証券会社です。
米国株投資に強い
外国株式の中で特に人気のあるのは米国株で、SBI証券では手数料が安く、取引銘柄の多さ、サービスの充実度のようなことを考えると米国株投資を取引する上でオススメの証券会社です。
SBI証券で米国株投資をする最大のメリットは、「かストック(Kastook)」と言う米国株の貸株サービスがあることで、2,000銘柄医女の対象銘柄の一つでも保有しておれば、貸株金利を0.01%〜2%をSBI証券に貸し出すことで受けることが可能になります。
かストックを利用する方法は、申し込みするだけで完了し、申し込み後おは自動で米国株の貸し出しがでいるので、その後は特に必要な手続きはありません。
貸し出している株はいつでも売却でき。通常通りの配当金も受け取ることができるようなサービスはSBI証券のみなので長期投資などのコツコツ派の人にオススメの証券会社です。
IPO投資に強い
SBI証券の2021年に行われた125社のIPOのうち、89社を取り扱い、主幹事になったものも21社あるなど、ダントツで証券会社のトップとなっています。
SBI証券ではIPOチャレンジポイントという独自の抽選方式となっており、外れても1ポイント貯まり、ポイントが貯まることで次回の当選確率も上がる方式を取っています。
そのため、他の証券会社よりも「いつか当たる」という確率が間違いなく高くなっています。
投資信託の取扱数やサービスの充実
SBI証券の投資信託の取扱本数は約2,600本で、つみたてNISA対象商品が192となっており、米国株に分散投資可能な「SBI・V・S &P500」や「SBI・V・全米株式」のような注目されている投資信託にも購入手数料が無料で購入できます。
他にもSBI証券は三井住友カード(NL)を使いクレカ積立もでき、毎月指定した日程や金額で投資信託を購入してくれるため便利となっています。
投資信託の購入時や保有時にVポイントやTポイントが貯まっていくので、他の証券会社と比較しても効率よく積立投資が可能となっています。
貯まったポイントは、ショッピングにレストランなどの飲食にも使え、投資信託のスポット買付にも使えるので大変便利です。
まとめ
SBI証券にどうして悪い評判が立つのかを解説してきて、実際に一定数の悪評はあるものの、他の証券会社にはない大きなメリットがある証券会社でもあります。
国内株の投資に始まり。1株から少額投資ができるS株(単元未満株)、外国株式、IPO、投資信託のように多くの分野でサービスが充実しています。
証券会社を選ぶ際には、悪い評判・良い評判のどちらか一つに固執せずに、自分にとって有益な証券会社なのかを確認してから利用するようにしてください。
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